■ 過去の実施済行事
■ 第76回月例研修会
1、期日:
平成25年3月13日(水)
2、研修会概要:
講師:
東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 教授
荒川 義博(あらかわよしひろ)様
テーマ:
『超音速気流によるアルミナ還元技術とエネルギー循環システム』
概要:
地球資源として豊富に存在し、石油・石炭に匹敵するエネルギー貯蔵密度を持つアルミニウムを用いたエネルギーサイクルは、電力量が不安定な再生可能エネルギーを安定化かつ補完するのに有力な大規模蓄電技術として考えられている。このサイクルを実現する上で、最も困難かつ根幹となるアルミナの還元技術は従来のアルミニウム精錬における手法とは全く異なったレーザープラズマ風洞という宇宙技術を応用したもので、この研究は始めてから1年余りと日が浅いですが、これまでに得られた成果についてお話し頂いた。
参加者:
64名
■ 第75回月例研修会
1、期日:
平成25年1月23日(水)
2、研修会概要:
講師:
東京工科大学医療保健学部臨床工学科 教授・外科専門医
篠原一彦(しのはらかずひこ)様
テーマ:
『先進医療機器研究に従事する外科医からみた産業技術開発の課題』
概要:
わが国の先進医療開発終戦直後よりプロトタイプまでは世界の先駆けを走り続けている。しかし医療機器自 体は20年来2倍の入超が続き、ペースメーカーなどの生命維持装置の多くは100%輸入に依存する現状。医工連携とヒューマンファクタ研究に携わる臨床外 科医の立場から、今日の先進外科学の現状と先進技術開発・異業種連携の障壁等についてお話を頂いた。
参加者:
82名
■ 第74回月例研修会
1、期日:
平成24年10月30日(火)
2、研修会概要:
講師:
富士通那須工場 工場長
本宮 章(もとみや あきら)氏
研修会概要:
テーマ:
「リスクにしなやかなサプライチェーン」
-寸断されないサプライチェーンの再構築-
概 要:
「調達」と「物流」を中心に長年、国内外含めて、サプラーヤーとの協力関係を統括してきた講師の豊富なご経験を踏まえて、「リスクにしなやかなサプライチェーン」についてお話を頂きました。
日本の製造業は驚異的なスピードで進展するグローバル化のうねりの中で、製造・技術立国としての輝きはくすみ、収益力は細るばかり。そして、これに追い打ちをかけたのが東日本大震災および講師が赴任していたタイ洪水によるサプライチェーン(供給連鎖)の寸断です。
グローバル化のうねりの中で様々なリスクに対応し、継続した企業経営に役立てるSCM(サプライチェーン・マネージメント)を考察して頂きました。
1:富士通の航空宇宙ビジネスとの関わり
2:最近の市場の特徴とサプライチェーンの関わり
3:リスクにしなやかなサプライチェーンの再構築
他
参加者:
61名
■ 第73回月例研修会
●日時:
平成24年8月28日(火)
講師:
名古屋大学 大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 教授
石川 隆司(いしかわ たかし)氏
●テーマ:
JAXAの最先端の複合材研究の紹介と将来への発展
●概要:
講師が以前に所属していた宇宙航空研究開発機構(JAXA) で実施されている複合材研究、例えば、MRJの尾翼に適用が想定されているVaRTMを用いたCFRP構造の疲労試験結果、VaRTM・プリプレグのハイ ブリッド構造、CAI疲労特性の基礎研究、雷撃試験の結果、ジェットエンジンへのCFRP適用を想定した衝撃挙動、などの最新の研究について紹介するとともに、講師の名古屋大学でのミッションである、ナショナル・コンポジット・センターの計画についてもご紹介
●参加者:
85名
■ 第72回月例研修会
●日時:平成24年6月20日(水)
講師:
株式会社 IHI航空宇宙事業本部 主任調査役 高度専門技術者
落合 宏行(おちあい ひろゆき)氏
●テーマ:
航空機用エンジンの加工技術とその参入について
●概要:
航空機用エンジンの特徴と、その製品の加工に必要な基礎知識、及び、新しい加工技術のご紹介。また、エンジンの加工技術(機械加工、接合、コーティング等)に参入する為の要件についてもお話を頂いた。特に講師が開発し放電を利用した先端技術であるMSコーティング技術についてもご紹介。
●参加者:
65名