■ 過去の実施済行事
■ 第99回月例研修会
1、期日:
平成30年3月7日(水)
2、研修会概要:
講師:
(株)ミツトヨ 営業本部 営業技術部 営業技術課 主査
坂田 大輔様
(株)ミツトヨ 営業本部 営業技術部 商品戦略課 課長
渡邉 知明様
テーマ:
『航空機部品の測定と測定機の最新動向』
今後の航空宇宙産業の需要に応えられる最新の測定システムをご紹介いただきました。
安全性が最優先の航空機産業においては、全数検査が必須とされていますが、一方で製造コスト低減、メンテナンスコスト低減も求められています。
本講演では、主に航空機部品にフォーカスし、増産体制でも全数検査、製造コスト低減に貢献できる、生産性向上を実現する最新の測定手法をご紹介いただきました。
また、講演の後半では「スマートファクトリ」に貢献する計測・測定機器のご紹介と「測れないを無くしたい」をキーワードに最新のセンサーについてもご紹介いただきました。
■ 第98回月例研修会
1、期日:
平成30年1月25日(木)
2、研修会概要:
講師:
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 知能システム研究部門 研究部門長
河井 良浩(かわい よしひろ)様
テーマ:
『産業用ロボットの知能化に向けた産総研の取り組みについて』
産業技術総合研究所知能システム部門では、環境変化に強く自律的作業を実現するロボットを目指して、人の動作・作業を支援あるいは代行する知能情報処理やロボティクス・メカトロニクスシステムに関わる技術の研究開発を行なっています。
今回は、産業用ロボットの知能化に関する研究開発技術を中心に、関連する最新の研究トピック、および技術を社会に展開するための取り組みをご紹介していただきました。
参加者:
59名
■ 第97回月例研修会
1、期日:
平成29年11月9日(木)
2、研修会概要:
講師:
東北大学金属材料研究所 加工プロセス工学研究部門 教授
千葉 晶彦(ちば あきひこ)様
テーマ:
『金属積層造形技術の現状とその研究開発動向』
3Dプリンター(金属積層造形)に関する開発競争は、アメリカ、ヨーロッパ、それに中国を加えた主要国を世界の3極として展開されています。
すでに多くの産業でその利用が進んでますが、特に、金属積層造形は鍛造材並みの高強度化が可能であることから、航空機を始めとして、自動車、医療などの分野において実際の応用が開始されています。
本講演では、世界的な研究開発動向と実用例について、電子ビーム方式の金属積層造形に関する講演者の研究グループの研究成果を交えて紹介いただくとともに、金属積層造形技術の将来展望についてお話して頂きました。
参加者:
74名
■ 第96回月例研修会
1、期日:
平成29年9月19日(火)
2、研修会概要:
講師:
東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授
齋藤 継之(さいとう つぐゆき)様
テーマ:
『セルロースナノファイバー入門~軽量高強度材から化粧品まで~』
セルロースナノファイバーの研究がより一層の加速を見せています。
講師の齋藤准教授を含む3名の研究者の皆さんによる革新的で独創的な研究の結果、TEMPO酸化と呼ばれる化学反応を用いた直径3ナノメートルのセルロースファイバーを製造するプロセスが開発されました。
本講演では、セルロースナノファイバーの製造法と構造について概説していただいた後、分散性や強度、固有粘度等のナノファイバー1本の基本特性から、フィルムや多孔質等のナノファイバー集積体の物性へと進み、他素材との複合化及び界面制御、現実の課題とその対策等も交えて、セルロースナノファイバー研究の要点を紹介して頂きました。
参加者:
66名
■ 第95回月例研修会
1、期日:
平成29年7月4日(火)
2、研修会概要:
講師:
東北大学 災害科学国際研究所 教授
丸谷 浩明(まるや ひろあき)様
テーマ:
『危機事象を乗り越える事業継続計画(BCP)の勧め
~取引先や社会の信頼を得るためのマネジメントとして~』
事業継続計画(BCP)の策定は、企業・組織が災害等の危機事象を乗り越えられるよう、政府・自治体が策定と改善を強く推奨しています。
そして、BCPの平常時の効果には、取引先や社会からの信頼を得られることがあり、これはまさに経営者が求めているものと考えられます。
今回の講演では、新たに当研究室で作成したテキストをご紹介いただき、納得感のある策定方法と、長く維持していく価値のあるBCPの内容についてお話を伺いました。
参加者:
59名