■ 過去の実施済行事
■ 第94回月例研修会
1、期日:
平成29年2月22日(水)
2、研修会概要:
講師:
東京大学大学院 情報学環 教授
越塚 登(こしづか のぼる)様
テーマ:
『IoTがつくる新しいオープン・イノベーション』
1980年代より、Ubiquitous Computing、Pervasive Computingとして研究されてきた情報通信技術は、現在IoTと呼ばれ、我々のあらゆる場面に導入され、その社会を大きく変えようとしています。
特に、今世紀以後は、ドイツのIndustrie 4.0や米国のIndustrial Internet、中国の物聯網など、世界的にも盛んに取り組まれ、特に、生産工程や社会インフラの管理運用、物流、災害対応、医療、小売り、教育など、様々な運用例が現れています。
今回は、IoTのこれまでの流れと現状、特に、様々な応用分野における利活用の状況、それらがもたらすオープン・イノベーションについて、実例を交えてお話しいただきました。
参加者:
67名
■ 第93回月例研修会
1、期日:
平成29年1月31日(火)
2、研修会概要:
講師:
(一般財団法人)日本航空機開発協会(JADC) 第二企画室
市場調査グループリーダー 参与
宮城 裕之(みやぎ ひろゆき)様
テーマ:
『民間航空機業界の状況とその需要予測について』
航空機の開発は、計画段階から納入・運行終了までに長期間を要し、さらにその開発投資にも長期間を必要とするリスクの高い事業ですが、その開発決定を左右する大きな要素は将来の需要予測です。
世界の航空旅客は過去20年間で2.6倍も拡大し、この間様々な経済状況の変動にも関わらず右肩上がりの成長を遂げてきました。
今回の講演では、将来の航空機需要予測の概要を紹介させていただき、将来の航空機産業の見通しについて、会員の皆様の参考にしていただきました。
参加者:
81名
■ 第92回月例研修会
1、期日:
平成28年9月20日(火)
2、研修会概要:
講師:
(公社)日本航空技術協会 主席コンサルタント
拓殖大学 客員教授
(株)JALエアロコンサルティング 主席コンサルタント
久保田 徹(くぼた とおる)様
テーマ:
「ヒューマンファクターとは何か」
間違う・忘れる・思い込む・そしてたまにはズルをする。誰にでも持っている人間としての特性がいろんなエラーを引き起こします。
文明の発展とともに、人間は巨大かつ複雑なシステムを簡単に操作できるように工夫してきました。その工夫の中に、フューマンファクターの考えが取り入れられていないと、小さなエラーが大きな事故につながってしまいます。エラーを皆無にすることはできませんが、それが大きな事故にならないようにすることが必要です。
事故の歴史から学びとりながら、エラーへの対応法について考えてみるという視点からご講演頂きました。
参加者:
78名
■ 第91回月例研修会
1、期日:
平成28年6月30日(木)
2、研修会概要:
講師:
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
西成 活裕(にしなり かつひろ)様
テーマ:
「渋滞のサイエンス ~渋滞学と経営改善~」
渋滞という言葉でまず思い浮かべるのは、道路における車の渋滞でしょう。
しかし世の中には、人の流れ、インターネットのパケット流、体内の血流、工場やサプライチェーンでのモノの流れなど様々な流れがあり、そして「渋滞」が発生しています。
こうしたあらゆる渋滞を科学的に研究するのが私が提唱する「渋滞学」です。
20年以上の研究を通じて分かってきたことが、渋滞を避けるバッファとしての「ゆとり」の大切さです。例えば車間距離を適切にとることで高速道路での渋滞が緩和されます。
講演ではこれまでの研究の様々な事例を紹介するとともに、それをムダとりや経営改善に適用した無駄学についても紹介いただきました。
参加者:
78名